TheFlyingMan!

TheFlyingMan!

SFC修行2017年組 飛行機・搭乗記・滞在記・食・ドキュメント

【2月SFC修行ドキュメント⑨】大丈夫、またね

 

今までの人生1回たりとも税関で止められた事がなかったのに、舐め回すようにみっちり絞られた事で税関職員の日々の仕事ぶりを目の当たりにしたにも関わらず、お仕事って大変だねって思う間もなく羽田に向けて急いでリムジンバスのチケットカウンターに走り寄るFlyingManでございます。

 

 

前回まで

 

 

 

ー羽田第2ターミナル チェックインカウンター 10:17

 

----

 

私「国際線からの乗り継ぎで早い便に振り替えたいのですがっ・・・」

 

受付『ーどちらの便ですか?

 

私「10:30の那覇便ですっ」

 

受付『(腕時計をみる)保安検査を15分前に通過する必要がありまして・・・

 

私「どうしてもダメですか?今すぐ行けば・・・」

 

受付「そ、そうですね・・(腕時計をみる)もう過ぎてしまっておりますので

 

私「・・・・。」

 

 

 

私「ソノ次ノ便ニ 振リ替エヲ オ願イシマス(棒読み)」

 

---

 

1月も今回とほぼ同じ状況でした。ですが私は1月とは異なる選択をしました。

 

それはプレエミアムチェックインカウンターに行かなかった事です。

 

これが10:30のNH469便に乗れなかった要因だと、少なからず思っています。
1月の時は国際線からの乗り継ぎ便を当日アップグレードする前提でプレミアムチェックインカウンターに突撃したのですが、今回は一昨日の那覇>成田で当日アップグレードをしていた為に、これ以上のプレミアムポイントを上乗せする必要がなく、早い便に変更さえ出来れば良かったのです。その為プレミアムチェックインカウンターではなく、一般のカウンターに行った結果がこうでした。

 

勿論、搭乗する15分前までに保安検査場を通過するルールがあります。カウンターに着いた時には確実に2分は過ぎていました。ですが搭乗口には10分前の10:20までに行けばいいので物理的にあと3分残されています。

 

1月のプレミアムチェックインカウンターに行った時は15分前を切っていました。アップグレード出来なかったものの変更手続きをしていただき、プレミアムチェックインカウンター専用の保安検査場があるので待ち時間もなく通過(むしろ受付の方が保安検査に一緒に付いてきてくれ)、小走りで搭乗口に着いた時は既に搭乗開始(10分前を切っている)していました。

 

ルールがあって守るべき事だと分かっています。飛行機遅延の原因にもなります。1月がイレギュラー対応だった事も分かっております。

 

私が言いたいのはプレミアムチェックインカウンターなら、もう少し「一緒に頑張って急ぎましょう!」的な対応をして貰えたのではないだろうか、という事です。実際に1月のプレミアムチェックインカウンターの方には一生懸命やって頂きました。

 

一般カウンターとプレミアムチェックインカウンターの違いとは思いません。規定通りの正しい対応だと思います。ただ・・・もう少し受付のお姉さんの一生懸命さが欲しかっただけです。決して乗れなかったとしても。

 

時間ギリギリの時はアップグレード有無に関わらず、プレミアムチェックインカウンターに突撃してもいいのでは?と勉強になりましたが、SFC取得したら毎回プレミアムチェックインカウンター使えるんですよね。

 

 

という事で11:20発のNH471便に搭乗します。。

f:id:TheFlyingManZ:20170228112927j:plain

 

 

時間を持て余したので、搭乗口からわざわざ遠いところまで行って撮るっていう。そしてオフシーズンなのに出発時間帯がいいせいか、観光客含めけっこうな搭乗者がいます。修行ではなく、私もキャッキャ言いながら観光で行きたい。

f:id:TheFlyingManZ:20170228112935j:plain

 

 

 

14:30頃に那覇到着。
到着後は修行中4回目の沖縄にして初めて空港を出て、ゆいレールに乗ってみます。
目的地は島です。といっても空港からほど近い瀬長島です。

 

2時間程度の滞在なので空港内に居てもいいのですが、沖縄の海を眺めながら2月修行最後のビールでも飲んでやろうじゃないかという事で、時間も余りありませんが強行で向かってみます。

 

久しぶりの登場、Googleマップ。目的地は青丸の瀬長島ウミカジテラス

まず空港から一駅目の赤嶺駅まで行きます。空港から3分で着きます。

f:id:TheFlyingManZ:20170228132558j:plain

 

赤嶺駅からは無料シャトルバスがあるのですが、1時間に1本しかなく、赤嶺駅についたタイミングでちょうどいってしまった後なので、ロータリーに停車していたタクシーに乗り込み目的地を告げます。


すると運転手にすぐに話しかけられ、沖縄の人の優しさに触れる事になるのですが、この3日間、修行先で人との会話らしい会話をほとんどしてないので、こういうのが身に染みるんです。温かみといいますか。なんせ今朝の税関で袋叩きにされたり羽田のカウンターで事務的な対応されたりしているので余計に(しつこいw)

 

 

 

10分ちょっとで到着しました。初乗り550円で1000円弱程度。
羽田への便が17時なので瀬長島からのシャトルバス16時発に乗らないといけません。今は15時を過ぎたあたりです。こういう忙しないところが正に修行です。

 

 

全景ではないですが、こんな感じに傾斜になっているところに店舗があるので、一通り下から上まで見て回って一番上にある眺めのいいお店にしました。

f:id:TheFlyingManZ:20170228113050j:plain

 

 

海の青さと肌を撫でる風が、修行中4度目にして沖縄を改めて実感w

f:id:TheFlyingManZ:20170228113030j:plain

 

 

シンガポールより南国感w

f:id:TheFlyingManZ:20170228113244j:plain

 

 

羽田に向かう最後の便が残っていますが、2月修行の無事完了を前祝い(?)

f:id:TheFlyingManZ:20170228112955j:plain

 

 

今朝の機内食以来、何も食べてないまま15時過ぎ。
茶色いおやつ。ライスなしの単品で「もち粉チキンのから揚げ」だそう。
唐揚げ好きの会社の同僚に送りつけてやりました。

f:id:TheFlyingManZ:20170228113037j:plain

 

 

気温17℃程度で風が心地よい感じです。

f:id:TheFlyingManZ:20170228113400j:plain

 

 

マップを見ると分かりますが、那覇空港の目と鼻の先なので瀬長島は飛行機の撮影スポットとしても人気みたいです。実際何人か撮影している人がいました。

f:id:TheFlyingManZ:20170228113446j:plain

 

 

帰りのシャトルバスはウミカジテラス脇にある瀬長島ホテルから出るので、ついでにホテルを覗いてみました。ロビーから逆光で。

f:id:TheFlyingManZ:20170228113556j:plain

 

 

光が差し込むと海の色がどんどん変わっていきます。

f:id:TheFlyingManZ:20170228113700j:plain

 

 

今度は修行ではなく、ちゃんとまた来たいなと思いながらバスの発車を待ちます。

f:id:TheFlyingManZ:20170228113708j:plain
f:id:TheFlyingManZ:20170228113740j:plainf:id:TheFlyingManZ:20170228113747j:plain

 

 

 

とここで、シャトルバスの運転手さんが降りてきたので赤嶺駅まではどれくらいかかるか聞いてみると20分~25分くらいかなとの事。あれ?タクシーで着た時は10分ちょっとで到着したはず。理由を聞いてみると島から出る道が1本しかなく、しかも路肩工事をしている為に道が混雑しているとの事。むむむ。。

 

島から出るには矢印の道1本のみ。

f:id:TheFlyingManZ:20170228132707j:plain

 

 

 

現在15:50
あと10分待って16時発のシャトルバスに乗って赤嶺駅まで行き、そこからゆいレールに乗って空港に戻る。でも電車がすぐに来るとも限らないから直接空港に向かった方がいいのか。

因みにシャトルバスは [瀬長島ホテル]→[赤嶺駅]→[那覇空港]のルートで運航しています。

 

私「今すぐタクシー乗ったら多少早く駅に着きますかね?」

 

運「んー。でも島から出る道はあそこしかないから、あんまり変わらないと思うよー」

 

と言って、高台にあるシャトルバス乗り場から指を差した方を見ると、確かに渋滞しているのが見えます。

 

私「そうなんですね、なるほど・・・」

 

時間がない中で強行で来た私が悪いのですが、飛行機に乗り遅れたら元も子もありません。背に腹はかえられないので、ここで今すぐタクシーに乗って行こうかと考えていると

 

運「どこまで行きたいの?空港?飛行機は何時なの?」

 

私「(苦笑しながら)17時なんです」

 

運「17時?ぉぉおぅ・・17時かー!」

 

(そりゃそう言いますよねw)

 

まもなくシャトルバスの発車時間が近づいているので、小型バスに他のお客さん達が乗り込んでいます。カップル何組かとグループやら。1人客は私のみ。イチかバチかこのままシャトルバスに乗ってみようかなと思っていると、ちょっと離れたところにいた運転手さんが私に近寄ってきて、

 

 

運「そしたら先に空港に行ってあげるよ」

 

私「えっ!?あっいや、でも他のお客さんもいますし、なんならタクシー・・」

 

私の言い掛けに被せるように、

 

運「大丈夫、大丈夫^^」

 

私「いや、でも・・・・」

 

運(うんうん)笑顔で頷いています。

 

私「ーほんとに大丈夫でしょうか。。すみません、、有難うございます。。」

 

運「あ、航空会社はどこ?」

 

私「ANAです」

 

運「あ、じゃあ大丈夫。オッケー!」

 

バスの到着場所がANAのターミナル近くのようです。

 

お言葉に甘え、申し訳なさ1,000%で私もバスに乗り込み発車を待ちます。

 

 

 

ー5分後

 

「えー本日はご乗車頂き有難うございます。本日ですね、いつもは赤嶺駅へ先に向かうところを那覇空港に行った後に赤嶺駅に向かうルートに変更になります。飛行機の出発時間等の事情がありますのでご理解をお願い致しますー」

 

車内に向かって運転手さんが断りをいれてくれました。

 

 

16時きっかりにバスが発車し、すぐさま混雑の道まできました。
とここで、車内無線で他の運転手に島を出るまでの通過時間を聞いてくれ、「抜けるまで12分」というのが聞こえ漏れてきました。

 

ノロノロ動いては止まっての繰り返しで問題の箇所を抜けます。そのあとの道は混雑せず、心なしかちょっと急いでくれ、十分過ぎる余裕の16:20には空港に着きました。

 

空港に到着すると、シャトルバスの半分程度のお客さんが空港で降りていった事で少し安堵します。

 

私が最後にバスから降り、他のお客さんの荷物を下ろし終わった運転手のところへ行き、丁重にお礼を述べると、

 

 

 

 

運「(うんうん)大丈夫、またね^^」

 

 

 

 

 

 

機材到着遅れで17:00発が17:30発に変更になりました。
でもそんな事はどうでもいいと思える那覇での出会い。

今日1日だけで色んな場所で色んな人の仕事や接し方などをみて、やっぱり人間らしさって大切だなと改めて思わされました。

f:id:TheFlyingManZ:20170228113756j:plain

 

 

 

(また来るよ)

 

 

と運転手のおじさんへ挨拶をして、一路羽田へと飛び立ちました。

 

 

 

【2月修行ドキュメント END】