京都でモーニング食べるなら【おすすめ喫茶店4店+1】
三度の飯より苔が好き。
『そうだ 京都、住もう』
でお馴染みの、おいでやすFlyingManでございます。
※東福寺 開山堂
こんなにも青々しくフカフカな苔を見ると、つい頬ずりしたくなりますよね?・・ね?
2年前に訪れた京都では、苔庭ばかり見る苔ティッシュツアーなるものを催行していました(苔庭が有名なところばかり回って会社の同僚と元後輩を引き連れ回すっていうただの旅行です)。
私は人生で最多で行った事がある場所が京都なのですが、物ごころついた時には家族で京都に旅行し、時には現地で別行動もしつつ(思春期とかね)大人になった今では両親たちと年越しLIVEならぬ、年越し京都をやったりしています。大晦日におばんざい食べて酔っ払って除夜の鐘とか撞いたりしています。とまぁこの場でどれだけの京都愛かを語っても仕方ないので話を本題に。
春の桜・夏の祇園祭/大文字焼き・秋の紅葉・水墨画のような雪景色のお寺など、いつどの季節行っても楽しい京都ですが、今回は京都朝食の定番である喫茶店について書いてみようと思います。話の振り幅が大きいとか聞こえてきそうですが、突き進みます。
京都のパン消費量
京都に行かれた際、朝食は何を食べられますか?
宿泊したホテルや旅館での朝食で済ます、なんて方が多いと思いますが、私は朝食抜きの素泊まりにして、散歩がてらに街中を歩いて喫茶店やパン屋で食べる事が多いです。
※参考データ
ご存じの方も多いと思いますが、京都府はパンの消費量が日本一です。全国平均の1.4倍(福島の2倍)というから、どれだけ食べてるんだってくらいに多いです。
そんな事もあってか、京都の街中にはパンを手抜きしない喫茶店や美味しいパン屋さんが多いのです。当然見る目も厳しくなる訳ですね。
京都の朝はイノダから
ここを抜きに京都の朝食を語る事は出来ません。
※イノダコーヒ本店
王道中の王道である『イノダコーヒ』創業1940年。
市内の繁華街(三条/四条/六角通り・烏丸通り)や京都駅前に多数店舗があるのでホテルの密集している地域から少しいけばどこかの店舗には行けます。
京都に行かずとも東京駅大丸や横浜高島屋などでもいけますが、やはり京都で行くのが気分も盛り上がるというものです。
京都の喫茶店に行くと、割とこの形のカップが多いですね。縦長のシュッとしたカップ。たっぷり飲めるのが嬉しい。濃いめのコーヒーは目が覚めます。
表現の仕方がアレですが、食品サンプル並みに絵にかいたようなクロワッサン。バターしっかり効いてけっこうなボリューム、味は文句なし。
モーニングの定番「京の朝食」¥1,380(税込)
サラダはキャベツの下にポテトサラダが載っています。ブロッコリーとミニトマトも。
テーブルに運ばれてきた時には(これで足りるかな?)と思いますが、スクランブルエッグもしっかりした量です。ハムは専門店から仕入れている事もあって、肉質を感じて美味しい。
初めての方は店内の趣きのあるレトロな雰囲気も良いですが、この時は本店1Fのテラス席で食べました。朝は特に気持ちの良いものです。
本店の外観
海外の方で溢れかえっている京都ですが、まだイノダコーヒまで辿り着いている海外の方は少なめですが、日本人観光客が多めです。
タイミングにもよりますが、席数は多い(全211席)ので8時台にいけばさほど並ぶことなく入店できるかと思います。なお宿泊しているホテルから距離がある場合は予め電話で空席状況を聞いてみるといいかもしれません。
『朝食』『モーニング』といった観点でいえば、比較的高めの価格設定なので★5としました。
・混雑度 :★★★★★
・雰囲気 :★★★★
・価格 :★★★★★
・ローカル度:★
・営業時間 :7:00~19:00(無休)
・電話番号 :075-221-0507(本店)
・公式HP :http://www.inoda-coffee.co.jp/shop/index.html
※Map上消えていますが本店から徒歩1分のところに三条支店があります
高木珈琲
こちらも老舗の珈琲店『高木珈琲』です。味わいある外観です。
ほら出た!このシュッとした形のやつ。
私がオーダーしたものはホットドッグセット¥800
もっと安くて簡単なものでいいという場合はこの辺りでしょうか。
Bセット「厚切りトースト+ゆで卵+コーヒー」¥550
Cセット「厚切りトースト+コーヒー」¥500
どうやらこちらの店主は「イノダコーヒ本店」で主任を務めた方が独立されて出したようです。と言っても1976年創業という事ですから、かなりの老舗珈琲店です。どうりでコーヒーカップが “シュッ” としてるわけですねw
比較的地元の方が多く、常連のお客さんが多いような印象でした。クラシックが流れ、ローカルで落ち着いた雰囲気を味わいたい方にはオススメです。
席数は40席ちょっとなので広くありませんが、この日は9時過ぎに訪れても待つ事もなく入店出来たので、皆さんさくっと食べて出るといった感じで回転率も良かったです。
なお、Googleマップを見てもらうと分かりますが、烏丸通りにも別店舗がありますので、本店が混んでいる場合はそちらに行ってみるといいかもしれません。
この辺りはホテル密集地域です。四条烏丸の交差点から3,4ブロックなので、徒歩圏です。京都の街は歩いて楽しむべし!
・混雑度 :★★
・雰囲気 :★★★
・価格 :★★
・ローカル度:★★★★
・営業時間 :7:00~19:00(日曜は18時閉店)※不定休
・電話番号 :075-371-8478
・公式HP :http://takagi-coffee.jugem.jp/
スマート珈琲店
今回オススメする中で最も歴史がある1932年創業『スマート珈琲店』です。“ THE昭和 ” な外観。個人的にけっこう好きです。
見ての通り行列は外だけでなく、店内でも待っています。朝食を食べに行く時間にしては遅めの9時過ぎ到着ですので、このあり様です。
30~40分待って入店出来ました。
この時は9月の下旬でしたが、まだまだ暑い京都なのでアイスコーヒーをオーダーしました。
好みが分かれそうですが、京都と言ったら厚焼き玉子を挟んだ玉子サンドウィッチ¥700
タマゴがアツアツでフワフワプルルですよ。そこにしっとりとしたパンで挟み、もう喉越し最高なサンドウィッチです。もうカタカナ多めでよく分かりませんね。
こちらも人気メニューのフレンチトースト¥650
卵液につける前はもっと厚切りなんでしょうけど、 それでもこれだけの厚みがあります。見た目を裏切らない美味しさです。
場所は修学旅行生ご用達の新京極通と並行している寺町通りを上った先にあります。近くには本能寺。地下鉄東西線の京都市役所前からほど近い場所です。
もし行かれる際はあっという間に席が埋まってしまいますので、ここぞの早起きをして行って下さいw
そしてこちらの2Fではランチ営業(火曜休)もしています。所謂、喫茶店ランチが食べれるようなのでいつか利用してみたいと思います。
・混雑度 :★★★★★
・雰囲気 :★★★★
・価格 :★★★
・ローカル度:★
・営業時間 :8:00~19:00(無休)
・ランチ営業:11:00~14:30(火曜休)
・電話番号 :075-231-6547
・公式HP :http://www.smartcoffee.jp/
六曜社 珈琲店
1950年創業の喫茶店『六曜社珈琲店』です。こちらも歴史を物語るノスタルジックな店構えです。
説明不要のこの雰囲気は純喫茶そのもの。 京都の最大の繁華街が道路1本挟んであるとは思えない味わいです。
喫茶店の定番朝食と言えば!
トースト+珈琲+ゆで卵(¥20)=¥580
トーストはバター or マーマレードが選択出来ます。ゆで卵 or 野菜ジュースは+20円でそれぞれが追加出来ます。
同じビルに地下店がありますが、モーニングは1Fのみ。地下店はドーナツが有名だそうです。また夜はbarになったりと違った使い方が出来そうです。
・混雑度 :★
・雰囲気 :★★★★★
・価格 :★
・ローカル度:★★★★★
・営業時間 :8:30~22:30(水休)
・電話番号 :075-221-3820
・公式HP :-
+1のやつ
京都の喫茶店の中でも、超人気店『喫茶マドラグ』。最近、東京の神楽坂にも出来たみたいですが私は行ったことありません。
右上の『喫茶セブン』の看板は以前ここで営業していた喫茶セブンの名残りをそのまま生かしています。
敢えて私が書くほどもないのですが、玉子サンドウィッチ好きはここは外せません。
パンより玉子の方が分厚い、もはやサンド玉子ウィッチ?
※コロナの玉子サンドウィッチ¥680
卵4個を使っているだけあってボリューム満点。昆布だしと塩を混ぜて作っているそうです。
そして玉子サンドウィッチは、2012年に閉店していますが河原町からほど近い場所にあった洋食店『コロナ』の名物サンドウィッチでした。
そのレシピを喫茶マドラグが受け継ぎ、アレンジを加えて提供しているというものです。今ではすっかり喫茶マドラグの名物となっていますが、そういった歴史があるようです。
ちなみに、片手では食べれません。
玉子が厚すぎて不安定なので両手でしっかりと優しく持ってあげて下さいw
そして顔の前でサンドウィッチと一緒に写真を撮ると、あら不思議!
小顔効果バツグンです。
なお、『コロナ』の玉子サンドウィッチを提供する以前からも喫茶マドラグではオリジナルの玉子サンドウィッチを提供していたようで、そちらにはハムが挟んであったりとオリジナルの「マドラグサンドウィッチ¥680」をオーダーする事も可能です。
鉄板に生卵を流し込んでその上にナポリタンを載せるスタイルは三重とかのほうではメジャー(?)なスタイルらしいです。
2人で行ってサンドウィッチとナポリタンをオーダーしたら、もうあとは鴨川の土手で昼寝するだけなくらいにお腹が満たされます。
※マドラグから鴨川までは歩くと20分程度かかりますw
なぜ「+1」としたかですが、こちらはモーニングをやっていません。予約は開店の11:30に行く場合のみ受け付けているそうです。
私の場合は12時過ぎに現地に行き、案の定満席だったので近所をプラプラ散歩をして時間を潰しました。そして順番が回ってくると電話を掛けてくれます。その時は30分強ほど待ちました。
・混雑度 :★★★★★
・雰囲気 :★★★★★
・価格 :★★★
・ローカル度:★
・営業時間 :11:30~22:00(日休)
・電話番号 :075-744-0067
・公式HP :http://madrague.info/
4店+1の位置関係
海外旅行や見知らぬ土地でのホテル探して一番困るのが、観光スポットや公共機関からの位置関係です。
今回はホテルではありませんが、ご紹介した喫茶店4店+1店の位置関係をまとめてみましたので、ご参考下さい。
京都は神社仏閣だけではない
ホテルや旅館の朝食で京都らしさを感じるのも楽しみの1つです。むしろホテルや老舗旅館に宿泊することを京都旅行のメインとして来られる方も多くいます。
超高級ホテルが続々オープンしている京都ですが、今回記事にしたお店も京都らしさを感じられるお店ですので、ちょっと一味違った京都の朝を迎えてみてはいかがでしょうかというご提案ですw
ここ最近私はもっぱら “ 食 ” を主軸において京都に行っているところもありますが、マイラーの皆さん的にはやっぱり羽田発、那覇経由の伊丹行きの飛行機で向かったりするんでしょうかね?w
あとがきとお礼とお詫び
今回は方向性変えて(あってないようなモノですが)空とは無縁の話をしてみました。
(前回の記事はとても反響が多くて驚きました...逆に、有難うございます。そして載せきれなかった多くの同期修行僧の方々、ごめんなさい。ブログを読み込むのが間に合いませんでしたw)
というのもマイラーの方々は旅が好きな方が多いと思うので、飛行機とは余り関わりがないけど京都の話でもいいだろうと思って書いてみました。
(マイラーだって朝食食べるじゃん!)
(珈琲好きだっているじゃん!)
みたいな?
まぁ....いち個人ブログなんてそんなモンですよね。
気が向いたら、京都のおばんざい屋(居酒屋/小料理屋)特集とか書くかもしれません。そっちの方が山のようにストックあるのでw