【1月SFC修行ドキュメント②】嘘のような本当の話
※これは修行当日におきた、リアルドキュメントです。
手に汗握るではなく、手にナルトのiPhoneを握るFlyingManでございます。
ナルトについてはこちら
いよいよ始発に乗るために自宅を出なければいけません。正直言って出たくありません。情報化社会の塊(iPhone)に頼り切っていた事を痛感させられます。
バックパックを背負い玄関を一歩でただけで、何とも言えぬこの不安感。
このままナルトiPhoneのまま海外に行ってしまったたら、“ 本物 ” のバックパッカーになってしまいます。頼れるのは己の記憶のみです。
とりあえず最寄駅まで歩いて行き、始発の電車を待ちます。
(まずはどこで乗換だったかな)
無意識にiPhoneを取り出します。取り出します。取り出しますが只の金属の塊、置物です。時間すら分かりません。
前日に乗り換え案内を見ていたので、150%の思考回路で記憶を呼び起こします。
2つ目の乗り換え駅まできました。土曜の始発で着ましたが、けっこう人がいるものです。周囲がスマホをいじっているように、私も取り出しますが見えるものはナルトのみ。
2つ目の乗り換えをした駅のホームで、前を歩いている人のキャリーケースに「crew」のネームタグをつけています。そうです。CAです。その方と同じ電車に乗り品川で乗り換えです。
品川までくればあとは京急に乗ればいいのですが、乗り慣れていない電車だと何に乗れば先着するのか、自信を持って乗り込めません。ましてやナルトの置物を持ち歩いているので調べる事すらできません。近くに駅員もいないのでまたもやCAが乗り込む電車へ。そのまま6時過ぎに羽田空港に無事到着。
まずやることはチェックインカウンターに行き、と言いたいところですが、修行の邪魔になる真冬のコートを預けに手荷物預り所に行きます。そして最新のフライト案内板を見上げますが、プレミアムクラスの表示は「×」普通席に関しても「△」
全員修行僧なんじゃないかと思ってきてしまいますw
その後は自動チェックイン機で搭乗券発行。もはや当日アップグレードを狙う優先順位が下がり、ナルトをどうにかしなければいけませんが、どうする事も出来ません。案内板を横目に、クレジットカードラウンジにきました。
簡単な朝食を済ませて気持ちを一旦落ち着かせます。
搭乗まであと1時間を切りました。このままの状態で飛行して問題ないだろうか。
チェックインカウンターに行って相談しようか。時間は刻々と迫ってきます。
あれこれこの先の行く末を考えますが、色んな意味で腹を括ります。
そんな心境の時に撮ったこれなのですw
次第に気持ちはiPhoneなしでのシンガポールでの滞在をどうするかを考えますが、いつまでも落ち着いてコーヒーを飲んでいられる心境でもないので、手荷物検査場に向かう事にしました。
朝焼けの搭乗機
いよいよ搭乗開始です。
3日間で6路線、トータル搭乗時間が約24時間になるSFC修行の始まりです。
乗り込みました。
離陸してしまいました。
地上の寒波とは無縁なくらい、海面に反射した朝日が眩しすぎます。
ナルトiPhoneは席のポケットに入れ、いつどうなってもいいように見える位置に置いてますが、安定して回り続けています。飛行機も安定して飛んでいますw
いつまで回っているの?